えりんのふるよにメモ

プレイしたボードゲームの自戦記やメモしたい事等

ふるよにの常識-「サイネ」の常識-

 

こんにちは、えりんです!

 

今回は常識シリーズ2回目、サイネの常識になります!

 

<薙刀>のメガミ、サイネ

 

《S~Dの5段階評価》

 

攻撃力:A

防御力:A

機動力:B

妨害力:D

コンボ性能:S

 

サイネの特徴

 

八相:あなたのオーラが空の時

 

という状態で強化される攻撃を持つ。

あなたのオーラが無い時?

つまりそれは、大ピンチという事だ。

崖っぷち、満身創痍、一歩間違えたら即死な状況で活路を見出す、ギリギリな状況を楽しめるメガミとなっている。

 

持っているカードはやや素直といった所だが、八相条件が絡む事でテクニカルで正確な立ち回りが要求される。

なまじカードがわかりやすいだけに、テクニカルなカードでテクニカルな事をするより難しい。

そんな職人芸が必要なサイネだが、根が真っ直ぐなので始めたばかりの人でも使いやすい。

優しく、素直でありながら、求めるとなればトコトンまで付き合ってくれるのがサイネというメガミだ。

使いやすく、奥が深い。

正しく、初心者にオススメしたいメガミである。

 

 

▼通常札

 

・八方振り

 

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採用率:高

 

サイネを象徴する1枚。

攻撃回数がものを言うこのゲームで、1回で2倍の攻撃を行う事が可能な八方振りは圧倒的な価値がある。

しかし、八相というリスキーな条件が前提なため、狙いすぎると自分が負けてしまう。

八相を狙う目安としては序盤に1回、終盤に1回程度が丁度いいだろう。

 

・薙切り

 

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採用率:中

 

クセが無く、使いやすい1枚。

使用可能間合いが遠いので無理しないと打てない場面が多く訪れる。

本当に無理する必要があるか?は常に考えておこう。

また、サブタイプ《対応》を持っている。

使い所を間違えなければ優秀だが、序盤に相手のリソースが潤沢なタイミングで安易に対応で使うとオーラ受けから3前進、間合い2に着地等が起こったりする。無理に対応で使う必要は無い。

 

・石突き

 

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(公式サイトのサイネカードリストが更新前のものだったので現物の写真を使用しています)

 

採用率:高

 

第3シーズン新規追加カード。

ついに2間合いでも攻撃できるようになった。

後退対応にも強く文句無しの1枚。

こちらも無理に八相で使用する必要は薄い。

が、オーラが少ない場面で離脱後退するくらいなら宿して八相石突を使った方がいいだろう。

このカードもサブタイプ《対応》を持っている。

八相状態の後退で避けられる攻撃に対しては非常に強力なので、相手の攻撃を適切にオーラ受けして八相になるタイミングを作ろう。

 

・見切り

 

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採用率:低

 

テクニカルなカード。

前後移動の対応は非常に優秀で、八相状態の硬さを大幅に上げてくれる。

2間合いでクリンチ(クリンチってなあに?→同ブログ解説記事参照)してくるオボロ等に対し、見切りで1間合いにしてダストを枯らす事で影菱を避ける事が出来る。

切り札で火力を出せるサイネでは試合が停滞する事自体は問題ないため、頭の片隅にでも入れておくといいだろう。(一方的に殴られる場合は非常にまずいのでなんとかして打開しましょう)

 

消音晶

 

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採用率:高

 

第3シーズン変更カード。

なんと1歩離脱がついた。

自身の間合いの遠さに悩まされていたサイネには待望の効果だろう。

またオーラダメージ軽減効果も優秀で、

・八相の調整

・八相状態で打たれるオーラ1攻撃の対策

・浦波月影、鋼糸斬撃乱舞等オーラ上限5を前提にしたコンボへの抑止

 

等多岐に渡り活躍する。

 

 

・圏域

 

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採用率:低

 

前進を阻害するカード。

相手の得意間合いが近く、こちらの得意間合いが遠い等のひたすら前進されるだけで厳しい場面に活躍する。

展開時の1離脱もありがたい。

付与というカードの性質上ダストを要求してくるが、逆に考えれば自分のオーラを能動的に減らすことが可能なので八相状態の調整にも使える。

どう使うかは使用者次第だ。

 

・無音壁

 

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採用率:中

 

通称絶壁。

1枚で5纏い(相手ターンに納が落ちるため実質4纏い)を実現する夢のカード。

相手は1枚攻撃札を無駄にするか1~2ターンを無駄に過ごすかを要求される。

ビートダウンミラーにおいてオーラは非常に大事なものであり、それを上限を超えて用意出来るこのカードは優秀。

また、オーラさえ空なら八相状態になるので八相状態+実質オーラ保持という状況も可能。

無音壁は付与なので、対応で石突きや見切り等を構える場合、オーラからもダストを乗せられる事は覚えておいて損はない。

 

なお、やっぱり付与というカードの性質上、ダストを要求されるためそこは注意。

 

 

▼切り札

 

・律動弧戟

 

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採用率:高

 

サイネを象徴する大技。

間合い4で使う事で1/1+1/1+2/2の連続攻撃をたたき込める。

実質間合いも3-5と広く、攻撃が連続してる事から相手の対応に対して強い。確実に成果を上げてくれる。

連続攻撃の性質上、相手のオーラが少なければ少ないほど効果的。

律動弧戟でフィニッシュを狙う場合、手札の通常札も絡めてオーラにダメージを与えておくといいだろう。

 

・音無砕氷

 

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採用率:中

 

攻防共に優秀な対応札。

接戦になりやすいビートミラー等では、ライフダメージ-1はかなりありがたい。

八相再起がついているため、無音壁や石突、見切りを活かして再起させるとより固くなる。

ライフダメージ軽減2回使用で実質ライフ12だ。

しかし、消費フレア2という絶妙なコストや再起させるだけでは勝てない事、間合い0-10の1/1攻撃としても使える事は意識しておくといいだろう。

 

・響鳴共振

 

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採用率:中

 

第3シーズン変更カード。

オーラ5を咎めるカードとしてではなく、フィニッシュに使える有能後退カードとなった。

対応出来ないオーラ2点はオーラが少なければ少ないほど加速度的にダメージが上がる律動弧戟と相性が良く、非常に使いやすい。

フィニッシュの決定力も上がるため、律動弧戟とセットで採用しても問題ないだろう。(リーサルを狙う時、攻撃してから響鳴共振を使用すると攻撃がオーラ受けされた場合使用コストが増えるので注意)

 

氷雨細音の果ての果て

 

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採用率:低

 

サイネのメガミ成りする前の名前、氷雨細音の名前を冠する切り札。

サイネ人間時代(?)の物語は公式ブログにて小説が無料で掲載されている。

一読の価値あり。

 

相手が切り札攻撃を使用した時、オーラが4以下ならばライフ5点をもぎ取る恐ろしい切り札。

このカードの存在から相手はオーラを5にするか、切り札を使用すべきか等の悩みが生まれ、過酷な読み合いの世界に飛び込む事になる。

相手のオーラが5でなくなれば存在感を発揮してくれるため、どうせオーラ受けされるであろうパッと見無意味な攻撃も使う事で、安易なケアをさせずこの切り札の魅力を引き出す事が出来る。

 

 

 

▼サイネの立ち回り

 

 

薙切り八方振りは間合いが遠い。

その分序盤攻撃が使えるタイミングがはやいので、能動的に使っていこう。

得意間合いが近い場合は相手の攻撃をオーラ受けし、返しに八相状態からの八方振りを狙う事も出来る。

1度間合いが近付いてしまうと後退するリソースも要求されるため、八相状態での八方振りは序盤が1番狙いやすいだろう。

 

 

中盤は無音壁や消音晶を駆使して守りを固めよう。

特に薙切りや八方振りといったメインアタックカードは間合いが遠いため、消音晶等の後退サポートと合わせられると良い。

無理に攻めると状況が悪くなる事もあるので、攻めと守りの切り替えはキッチリ意識しておく事。

 

 

終盤は貯めたリソースを一斉解放して連撃を叩き込み、律動弧戟でフィニッシュだ。

 

 

 

ユリナ等、他の中距離ビートメガミとの差別点は大きく分けて

・通常札の防御力が高め

・対応に対して強い

の2つである。

 

消音晶、見切り等に加え、無音壁や圏域等も防御的な使い方が出来るカードである。

よって、他のメガミよりも防御寄りの戦い方が可能だ。

 

また八相状態の八方振りによる2/1×2、律動弧戟の連撃は加速度的に向上する火力や広い間合いや連撃故の対応し辛く、サイネの持つ決定力の高さを支えている。

 

 

つまりサイネは、

間合いが遠い通常札で先制し、

防御力の高い通常札で守りながら、

決定力の高さを活かしゲームを決める

 

といったゲームメイクが求められる。

 

やってる事は間合いを合わせて攻撃札を使うスタンダードな決闘でありながら、その個性により奥深さは誰よりも濃厚だ。

 

最初はとっつきやすいが、求めはじめると際限がない点では気難しいとすら言えるメガミだ。

 

 

 

武道に真摯なサイネは、謙虚に誠実に素振りを続ければ必ず答えてくれる。

 

八相や対応を駆使して紙一重で受け切った末に、精緻極まる果ての果てを見せてやろう。