ふるよにの常識-「トコヨ」の常識-
こんにちは、えりんです!
今回は扇のメガミ、トコヨの特集になります
トコヨは第2幕では猛威を奮ったものの、新幕となってからは第1シーズンでは大会での数を減らしました。
しかし、上方修正により数を増やし、最近は近距離ビートダウンメガミの台頭によりメタ選出としての需要も上がっています。
トップメタとして君臨していた2幕からの使い手や、その可愛らしい外見により(ピンクのマスコットと呼ばれたり)人気も高く、根強いファンも多い印象です。
今回はそんな芸術を愛するメガミ、トコヨの紹介です
・評価
攻撃力:B
防御力:S
機動力:B
妨害力:A
コンボ力:D
・特徴
境地という特性により、集中力が2の時に強化される。
特に雅打ちは集中力が2ならば間合い2-4の通常札による攻撃を全て無効化する強力なもので、境地状態のトコヨは非常に圧力がある。
しかし、境地を維持する=集中力が2(上限)である
と同義なので、
・ターン開始時に貰えるはずの集中力が貰えない
・一旦集中力を使ってしまうとまた境地状態になるのが大変
等が難点となる。
実際、集中力というリソースを縛られると自分から攻撃を仕掛ける事は困難で攻めにくい。
しかし、トコヨは攻防一体の技や最小限の手数で攻めが成立するような攻撃札を持ち、豊富な対応札のおかげで防御力も高い。
この辺りの細やかなリソース管理と、相手の攻めを受けつつ細い攻めを繋ぐ感覚はトコヨならではのものだ。
相手の攻撃を受けきり、紙一重の所で攻めを通して決着した決闘は美しいとすら言える。
独自の美学で芸術的な決闘を披露したいミコトにオススメなメガミだろう。
通常札
・梳流し
採用率:高
トコヨを象徴する1枚。
必ずライフ1点を奪い、条件を満たせば次のターンも再利用できる。
間合いが4のみと少し使い辛いが、当てれば必ずライフを減らす事が出来るのはオーラ受け、ライフ受けの分岐を考えないで済むため大半有難い。
このままでは1点たりない!となった時に、強引に山札の上に戻して追加でライフを奪ったりと何かと便利な攻撃札である。
・雅打ち
採用率:高
これも特徴的な1枚。
条件付きとはいえ、2-4間合いの通常札を全て打ち消すなんて芸当は他の札には出来ない。
更に2/1攻撃も追加で発生するため、相手の攻撃を上手く打ち消す事が出来れば大幅なアドバンテージをとれる。
全力攻撃も問答無用で打ち消せるため、近い間合いで全力攻撃を狙ってくる相手には特に有効である(当然全力攻撃を使った相手のフェイズは終了する)。
当然相手も警戒するので、雅打ちが手札に無くても集中力を2にしているだけで全力攻撃を抑止する働きをする事もある。
集中力2でターンを終えるという事で、次のターンに貰う集中力を犠牲にして雅打ちがあるかどうかの読み合いに持ち込むという事が可能だ。
トコヨを宿す場合、雅打ちをどれだけ上手に構えられるかで勝負が決まると言っても過言ではない。
雅打ちがあるか?ないか?と相手を惑わせた上で、相手が1番嫌なタイミングを予想して打ち消してやろう。
・跳ね兎
採用率:中
ちょっとびっくりした表情のトコヨちゃんが可愛い。
梳き流しの間合いは4、これでは流石に使い辛いという事で用意された移動サポート。
これで間合い2→4へ移動が可能になり、楽に梳流しを当てる事が可能。
・詩舞
採用率:高
1オーラ分になったり、1歩後退になったりする万能対応。
オマケみたいに集中力が上がるが境地の維持に関わってくるので結構嬉しい。
集中力1、手札 詩舞+雅打ちで相手にターンを渡すと対応詩舞を使う事で境地状態になり、以降の攻撃に雅打ちを構えられるようになる。
・要返し
採用率:高
集中力の維持がネックとなるトコヨは、集中力を使わずリソースを得られる全力札との相性が非常に良い
要返しはその例に漏れず(寧ろそんなトコヨだからこそ)相性抜群で、オーラを回復しつつ再構成を遅らせてくれる。
再構成する度にライフが減るこのゲームでは、再構成の回数を減らす事は間接的にライフを回復する事に繋がる。
更に、使用した対応札を山札に戻して引き直す事で鉄壁の守りを維持する事が可能だ。
使いやすい攻撃札を戻して攻めの準備、優秀な対応を戻して守りを固める等柔軟な使い方が出来るので、是非独自の使い方をあみ出して欲しい。
・風舞台
採用率:低
使用時に2前進、破棄時に2後退を行う一風変わった付与札。
間合いを合わせるために使っても、自分の番が戻ってきた時には元の間合いに戻ってしまうため、
2間合いで使用して0間合いでターン終了→0間合いは比較的安全→自分の番
といった1ターンの安全を手に入れる札として使われる事が多い。
しかし、0-2間合いで普通に攻撃できるメガミには有効に働く場面が少ないため、雑に入れて活躍するカードではない。
主に1ターンの安全が効果的な
オボロ(設置タイミングに合わせて間合い0へ行く)やチカゲ(麻痺毒を使用するターンは基本行動が出来ないが、風舞台を使用する事でオーラを増やしつつ安全な間合いまで移動する事が出来る)
等と対面した時に多く採用される。
・晴舞台
採用率:低
境地を維持していれば2纏い分、それ以外では集中力1になるカード。
雅打ちを構える、無窮の風を再起させる等の境地シナジーと組み合わせたい。
基本行動として使えば集中力1分の仕事はするため、集中力を増やす効果を使用する場合は境地状態等を絡めていきたい。
使用タイミングを選ばないため、ライラと組み合わせやすい。
切り札
・久遠の花
採用率:高
全ての攻撃を打ち消す最高位の対応。
対応不可という勢力が出てきたがその強さは揺るがず。
ライフに1点通る点も見逃せない。
久遠の花を入れている場合、相手のライフを1にしてフレアを5抱え込むと相手は攻撃出来ず、そのまま詰みとさせる事が出来る。
・千歳の鳥
採用率:低
山札を再構成しながら攻撃を行う独特の挙動。
この再構成ではライフを失わないため、擬似的な1点回復として運用出来る。
また、2/2という絶妙な攻撃力を持っているためビートダウンが得意なメガミの連撃に添えるだけでも十分な火力となる。
再構成を行う特性を活かして、オボロと組んだ設置コンボも強力だ。
採用率はあくまでもトコヨをメインとした場合であり、ビートダウンメガミと組んだ時には寧ろ積極的にアピールしてくるカードである。
・無窮の風
採用率:高
梳流しでダメージをとりたい、でも間合いが4だけだからすぐ対応される……
そんな時、行動対応を使わせないために無窮の風の出番だ。
1/1攻撃のため、
跳ね兎を使いたいけどダストが無い!間合い4に戻れない!
等の問題も解決する優秀な切り札。
梳流しを止められる行動ではない通常札対応(つまり雅打ち)には無力なので注意。
境地状態を維持する事で再起するため、雅打ち等と絡めながら安全に再起させるターンを待とう。
・常世の月
採用率:中
リソース操作の鬼。
最大4リソース差を生み出す。
大体オーラ4つ分と書くと強そうに見える。
使い所が難しいが強力なカードで、主に
梳流しを山札の上に戻す+相手のリソースを減らして次の梳き流しを当てやすくする
といった狙いで使われる事が多い。
その他にも突然自由に使える2リソースが降ってくるため、応用度は高い。
相手に萎縮がつくため、ギリギリのリソースで攻めようとしてくる時にも効果的だ。
非常に柔軟な使い方が出来る反面、対応でも攻撃でもないためこれ1枚では盤面に直接影響する力が低めな事に注意。
状況をよく見て、効果的に引き出すタイミングを見極めよう。
・迷ったらコレ!
とりあえずトコヨ主軸でデッキを組みたい……
そんな方向けのサンプルレシピになります。
通常札
・梳流し
・雅打ち
・跳ね兎
・詩舞
・要返し
・自由枠
・自由枠
切り札
・久遠の花
・無窮の風
・自由枠
・立ち回り
手札を伏せて基本行動2回→要返しで戻すというのはオーラこそ増えないものの、デッキを回復させる行動だ。
こまめに要返しをプレイする事で再構成の回数を減らし、試合を通して1~2点程のライフアドバンテージを得る事が出来る。コントロールを嗜好するプレイヤーは覚えておいて損は無いプレイングだろう。
相手の攻撃が苛烈で上手く境地を構えられない……
そんな時は全力札に頼るのがオススメだ。
集中力2の状態で全力札を使うと、リソースが勿体ないものの上手く境地に入る事が出来る。
全力札は1枚でも大きな働きをしてくれるものが多く、積極的に使って集中力が勿体ないというデメリットも境地があればメリットへと変わる。
全力攻撃を使ったターンは無防備になってしまうが、雅打ちによる守りで乗り切っていこう。(勿論過信は禁物!)
また、無理して雅打ちを構えているのに上手く対応出来ない……という時は自分のターンに使ってしまうのも手だ。
2-4間合いの2/1攻撃というだけで他のメガミの攻撃札と比べ遜色ない性能をしている。
雅打ちを構えるのは相手が手札を貯めて攻撃を狙ってくる時だけ、なんて割り切り、ここぞというタイミングで構える事が出来れば立派なトコヨ使いだ。
終盤はお互いのライフも少なくなり、半端な攻撃はオーラで受けられてしまいがち。
しかし、梳流しはどんな状況でも受けるとなったらライフしか選べない強力なカードだ。
相手の攻めを捌いて的確にライフを奪い、相手のライフが1になれば最強の対応、久遠の花で相手を詰ませる事が出来る。
着実にライフを削り続けて見ることが出来るその景色はさぞ気持ちいいだろう。